| エンタープライズ:ニュース | 2003/02/21 09:47:00 更新 |

one Net戦略でWebサービス市場に本格参入したノベル
Webサービスでは後発ながらソリューションベンダーとしての意地を見せるノベル。シルバーストリーム・ソフトウェア買収で手に入れた製品をチューニングし、同社のセキュリティツールとの統合で本格参加を果たした
ノベルはWebサービス総合プラットフォーム製品を発表し、ディレクトリサービス展開(NetWare)で培ったソリューションベンダーとしての優位さを強調する。
今回の発表は、2002年11月に発表された同社の「one Net」戦略に基づく製品戦略であり、シルバーストリーム・ソフトウェア買収後、本格的なWebサービス業界参入も意味するものだ。

冒頭で代表取締役社長・吉田仁志 氏(上写真)は、「1、2年前からは、企業内システムの新規導入が目立って減少傾向にある。現在では、導入されているシステムをいかに統合していくかが大きなテーマである」とコメントする。また、同社のツール「Nsure」との連携も実現されているため、Webアプリケーション提供で気になるセキュリティ面の優位さもある、と強調する。
発表された製品は「Novell exteNd 4.1」。今回を機に、SilverStream eXtendから改称されている。Novell exteNd 4.1は、開発から管理、運用までを網羅する統合プラットフォーム製品であり、3つの主要コンポーネントから構成される統合環境。バージョン4.1のポイントは、「相互運用性」と「パフォーマンス向上」にあるという。
ビジュアル開発環境を提供し、既存のシステム統合を支援するのが「Novell exteNd Composer 4.1 Enterprise Edition」。ランタイムエンジンとしてCES(Composer Enterprise Server)が搭載され、IBMのWebSphere Apprication Server、日本BEAシステムズのBEA WebLogic Apprication ServerとのJ2EE準拠による実行環境も保証する。
ワークフローやルールエンジン、コンテンツ管理など運用支援を行うのが「Novell exteNd Director 4.1 Enterprise Edition」。ユーザー管理システム、セキュリティ、パーソナライゼーション機能といった作成から管理までをカバーする位置づけの製品だ。さらに、エンドユーザーがコンテンツ作成を行うための機能も搭載され、Webアプリケーション運用のための窓口となる。また、「Novell eDirectory」との統合も実現され、アプリケーションサーバのセキュリティ確保に一躍買っている。
開発されたアプリケーション実行のサーバソフトとして「Novell exteNd Apprication Server4.0」が用意されている。業界標準のJ2EE準拠であり、バージョン1.3ベースにチューニングされている。ほかにも、WebアプリケーションやEJBにおけるフェイルオーバーをセッションレベルで実現するなど、意欲的な機能搭載だという。
価格はオープンプライス、出荷は2003年3月14日。「Novell exteNd 4.1」の推定価格は1260万円となっている。
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[木田佳克,ITmedia]
