エンタープライズ:ニュース 2003/02/21 10:43:00 更新


サンとJava2の最新テクノロジーを学ぶ「Sun Super Tech Days」

Javaテクノロジー、Webアプリケーションサーバの開発者支援カンファレンス「Sun Super Tech Days」が2月26日から開催される。今年は、スポンサー各社による製品拡充も後押しし、サンによるスピーカーセッションだけでなく、より具体的な実演を掲げるセッションが多数予定されている。

 サン・マイクロシステムズのデベロッパーズカンファレンス、「Sun Super Tech Days」が、2月26から3日間、ベイブリッジが見渡せるパシフィコ横浜で開催される。Tech Daysは、サンが手がけるエデュケーションへの取り組みの一環で、ワールドワイドで展開される「Sun Developer Connection」(SDC)の延長線上に位置づけられるイベントだ。まとまった最新情報を入手できる場として、2002年には国内で1655名を集めた。

 SDCは米国で280万人、日本国内では7万5000人が登録する会員制開発者支援プログラム(登録は無料)。SolarisおよびJavaに関する情報提供をはじめ、無償ツールの案内、サンプルコードの提供、各種ソフトウェアのホワイトペーパー、最新情報のニュースレター配信など、開発者に対し総合的な支援を行っている。

 SDC会員特典の1つとして挙げられるのが、Tech Daysのフリーセッションを受講できることだ。

 Tech Daysは、2002年10月のブラジルからを皮切りに、世界9カ国でのツアー開催が計画されているが、6カ国目となる日本のみが3日間の「Super」Tech Daysと銘打たれている(他国ではすべて2日間の開催)。その規模拡大の理由の1つとしては、スポンサー各社によるセッションの充実が挙げられる。

 今回スポンサーとしては、ノキア、オラクル、アップルコンピュータ、日本BEAシステムズ、ボーランド、富士通などが名を連ねる。これらの多くのベンダーでは、既にJ2EEに準拠した製品展開が行われており、2003年は既存システムの統合というソリューション展開にシフトしようとしている。彼らにとっても、優れたデベロッパーらの育成が共通の課題となっている。

 スポンサーセッションの中でも、「Borlandトラック」と題されたJava2入門から活用までの5セッション、「Appleトラック」と題された5セッションは、Super Tech Daysのもう1つの目玉となっている。いずれもSDC会員であれば無料で受講可能だ。スポンサー各社によるセッションでは自社製品をデモし、具体的な事例が多数披露される予定だ。

 2月21日現在、初日のキーノートスピーカーが未定だが、「技術基調講演」にはサンでJava2およびHotSpotエンジンのテクノロジー・エバンジェリストを務めるレジー・ハッチャーソン氏が講演を行う。サンの、そしてJ2EEの向かうべき情報に期待したい。夏ごろのリリースが予定されているバージョン1.4についての最新情報も期待できるだろう。

 なお、エンタープライズ編集部では、Super Tech Daysを連日レポートしていく予定だ。

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[木田佳克,ITmedia]