エンタープライズ:ニュース 2003/03/06 23:38:00 更新


ビーコンIT、「Adabas」など主力5製品のLinux対応を発表

ビーコンITは、汎用機向けRDBMS「Adabas」、ネイティブXMLサーバ「Tamino」など主力5製品をLinuxに対応させる。第1弾として「Tamino Ver4.1 日本語版」を4月1日に出荷開始する。

 ビーコン インフォメーション テクノロジー(ビーコンIT)は3月6日、メインフレーム向けRDBMS「Adabas」、ネイティブXMLサーバ「Tamino」、メインフレームアプリケーションのWeb対応化ミドルウェア「EXTES Xuras」、XMLドキュメントワークフロープラットフォーム「Xuras Workflow」時制マスタ型DWHエンジン「TimeCube」の5製品について、Linuxに対応すると発表した。

 ビーコンITによると、近年UNIX向けの売り上げが伸び悩んでいるほか、ユーザー企業のオープン化指向の高まりや、Linuxのエンタープライズ対応などの現状を踏まえて、主力製品の対応プラットフォームにLinuxを加えることにした。Linux対応によって、ベンダ依存からの解法や低コストシステムによるROIの工場が見込めるとしている。今後ビーコンITのオープン系プロダクトの20%をLinux対応製品で計画しているという。

 Linuxのディストリビューションはレッドハットの「Red hat Linux Advanced Server 2.1」。Adbas Ver 3.2は本日付でRed hat Linux Advanced Server 2.1対応版を出荷するほか、メインフレーム向けLinuxである「IBM Linux for S/390」、「SuSE Linux Enterprise Server8 for S/390」への対応も予定している。EXTES Xuras Ver 1.8および、Xuras Workflow Ver1.2はすでにRed hat Linux Advanced Server 2.1対応版を出荷中。

 これらに加えて、Tamino Ver4.1 日本語版のRed hat Linux Advanced Server 2.1対応版とSuSE Linux Enterprise Server 8 for IA-32対応版を4月1日に出荷開始する予定。価格は1CPUあたり630万円。

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[ITmedia]