エンタープライズ:ニュース | 2003/03/20 19:39:00 更新 |

「Opera 7」のパッケージ版が発売開始、ただし……
トランスウェアは3月20日より、ノルウェーのオペラ・ソフトウェアが開発したWebブラウザソフトウェア「Opera 7 for Windows 日本語版」パッケージ版の販売を開始した。ただし、パッケージに含まれているのは最新バージョンから1つ前に当たるOpera 7.02だ。
トランスウェアは3月20日より、ノルウェーのオペラ・ソフトウェアが開発したWebブラウザソフトウェア「Opera 7 for Windows 日本語版」パッケージ版の販売を開始した。ただし、セキュリティ問題修正のためにソフトウェア本体がアップデートされたタイミングと出荷スケジュールとの兼ね合いから、パッケージには1つ前のバージョンが含まれることになった。
Opera 7 for Windows 日本語版のパッケージは、同社オンラインショップのほか、量販店ソフマップのソフトウェア販売店舗のみでの限定販売となる。対応プラットフォームはWindows 98/Me、Windows 2000/XPとなっており、価格はオープンプライスだ。トランスウェアオンラインショップでの価格は、マニュアルが付属した「標準版」が5990円、マニュアルなしの簡易版は4990円。
Opera 7では、レンダリングエンジンの最適化をはじめ、認証管理機能やマルチプルユーザースタイルシートなど、さまざまな新機能が盛り込まれているという。
ただ同時に、注意も必要である。パッケージ版に含まれているのはOpera 7.02であり、これは3月10日にセキュリティホールが指摘されていたバージョンだ。オペラ・ソフトウェアではこれを踏まえ、問題を修正した最新バージョンのOpera 7.03を公開しており、セキュリティの観点からはこちらを利用することが望ましい。
トランスウェアでは、マニュアル内に、「サイトで最新バージョンを確認の上、使用する」旨を示したほか、最新バージョンへの入れ替えを呼びかける用紙を付属することで、ユーザーに注意を喚起するとしている。また今後は、登録ユーザーに対し電子メールを通じてバージョンアップを知らせる通知サービスも検討しているという。
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[ITmedia]