エンタープライズ:ニュース | 2003/03/25 20:07:00 更新 |
グンゼ、.NETのWebサービス技術を用いた経営判断支援ポータルシステムを構築
グンゼは、2003年4月の衣料事業部門を中心としたグループ全体の組織再編に伴い、日本ユニシスのITコンサルティングサービス「LUCINA for .NET」を適用して、新経営判断支援ポータルシステム「e-G Cockpit」を構築した。
日本ユニシスは3月25日、グンゼの新経営判断支援ポータルシステム「e-G Cockpit」を構築したと発表した。その中で、マイクロソフトの「.NET Framework」を用いたWebサービス技術などを利用して、情報部品リモート・ポートレットの開発を行ったという。
e-G Cockpit開発に用いられたリモート・ポートレットとは、ユーザーインタフェースを持つ情報部品のことで、データと表示スタイルおよび対話機能で構成されているという。リモート・ポートレットの標準規格「WSRP(Web Services for Remote Portals)」については、米OASIS(Organization for Advancement of Structured Information Standards)が策定を行っている段階だが、日本ユニシスではリモート・ポートレットを「ポートレットWebサービス」として、Webシステム構築の適用支援を開始している。グンゼはこれを利用した。
また、e-G Cockpitなど各種システムのWebアプリケーションは、マイクロソフトの「Visual Studio .NET」で構築。システム稼働環境に.NET Frameworkを採用したという。
グンゼは「顧客起点」、「全体最適」、「スピード」を目標に掲げ、2003年4月に衣料事業部門を中心としたグループ全体の組織再編を予定している。これら目標の達成に向け、グループ内で保有する情報から各経営層に必要なものを抽出、迅速に経営判断の場に提供する、新経営判断支援ポータルシステムを構築していた。
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[ITmedia]