エンタープライズ:ニュース 2003/04/01 09:17:00 更新


マイクロソフト、中堅・中小規模企業向け新ボリュームライセンスプログラムを発表

マイクロソフトは、同社のボリュームライセンスプログラムに5月1日から中堅・中小規模企業向けの「Open License Value」プログラムを追加する。

 マイクロソフトは3月31日、同社のボリュームライセンスプログラムに5月1日から中堅・中小規模企業向けの「Open License Value」プログラムを追加すると発表した。新プログラム追加に伴い、新規パートナー制度も導入する。

 Open License Valueは、250台未満の企業を対象とした「Open License」をベースにした新ボリュームライセンスプログラム。Open Licenseでは、有効期間2年の支払いを一括で行う必要があったが、新プログラムのOpen License Valueでは、年次支払いを可能にする。また、250台以上の契約を対象にした「Select License」や「Enterprise Agreement」と同様、関連会社を含めた一括契約・購入もできるようになる。

 契約期間内に発売した製品の最新バージョンにアップグレードする権利を提供する「ソフトウェア アシュアランス」もOpen License Valueに含まれる。購入形態としては、必要なライセンスを必要な時に最低5ライセンスから購入できる「個別購入オプション」と、特定製品をすべてのPC分購入する「全社契約オプション」の2種類を用意する。

 1ライセンスあたりの年額参考価格は、Office Professionalの個別購入オプションが3万400円、全社契約オプションが2万7400円。Windows Professional Upgradeの個別購入オプションが1万2500円、全社契約オプションが8500円。Core CALの個別購入オプションが2万700円、全社契約オプションが1万9000円などを予定している。

 また、Open License Valueでは新パートナー制度も設ける。このパートナー制度では、ライセンスの販売や契約およびライセンス販売にかかわるサポートを担当する「マイクロソフト認定ライセンスプロバイダー」と、Open License Valueの購入支援やソリューションの提案を行う「ソフトウェアアドバイザー」の2種類を設置、それぞれのパートナーが役割を分担して提供する形となった。これにより、企業が両方のパートナーを目的に応じて活用することで、効果的にライセンスを導入できるようにするのが狙い。

関連リンク
▼Open License Valueプログラム
▼マイクロソフト

[ITmedia]