エンタープライズ:ニュース 2003/04/01 18:05:00 更新


CTC、ノーテル、サンがディザスタリカバリ・ソリューションの構築実証を完了

CTC、ノーテル、サンの3社は4月1日、ディザスタリカバリ・ソリューション「Enterprise Continuity Solution」の構築実証が完了したと発表。同時に、CTCがワンストップソリューションとして販売を開始した。

 伊藤忠テクノサイエンス(CTC)、ノーテルネットワークス(ノーテル)、サン・マイクロシステムズ(サン)の3社は4月1日、ディザスタリカバリ・ソリューション「Enterprise Continuity Solution」の構築実証が完了したと発表した。

 Enterprise Continuity Solutionは、サンのサーバ/ストレージおよびクラスタリングソフトウェアと、ノーテルのDWDM光伝送装置を組み合わせたディザスタリガバリ・ソリューション。従来、ノード間距離は最大10キロメートルに制限されていたが、同ソリューションでは、数百キロレベルの長距離間でクラスタリング環境の構築が可能となった。これにより、災害やテロなど不足の事態でも、重要なビジネス情報やアプリケーションの保全能力が飛躍的に高まるほか、予備の情報システムを地価の低い郊外や地方に設置できるようになるという。

 構築実証は、CTCの検証センターで行った。サンのサーバ「Sun Fire 4800」、ストレージ製品「Sun Storedge 9900」、クラスタリングソフトウェア「Sun Cluster 3.0」で構築された2ノード構成のクラスタリングシステムを、ノーテルの「OPTera Metro 5200」を用いて光ファイバで接続。広域サイト間のLANおよびSANの基礎動作や性能検証、フェイルオーバ動作、ハードウェア障害時動作、復旧手順などを検証した。

 同検証により、最大200キロメートルのリモートクラスタリング環境の構築/提案が可能となったとしている。

 発表と同時に、CTCがEnterprise Continuity Solutionをワンストップソリューションとして販売を開始。2002年9月に発表したディザスタリカバリ・ソリューション強化の取組みの一環として、同ソリューションを拡販していくとしている。

関連リンク
▼伊藤忠テクノサイエンス
▼ノーテルネットワークス
▼サン・マイクロシステムズ

[ITmedia]