エンタープライズ:ニュース 2003/04/08 19:01:00 更新


「Windows Media 9シリーズ 5.1ch対応高精細動画ライブ配信」で5社が技術協力

インテル、Jストリーム 、日本HP、NTT東日本、マイクロソフトの5社は4月8日、「Windows Media 9シリーズ」を利用したブロードバンド向けライブストリーミング配信で、技術協力する。

 インテル、Jストリーム 、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)、東日本電信電話(NTT東日本)、マイクロソフトの5社は4月8日、「Windows Media 9シリーズ」(WM9)を利用したブロードバンド向けライブストリーミング配信で技術協力すると発表した。

 具体的な取り組みとして、4月16日に「Windows Media 9シリーズ 5.1ch対応高精細動画ライブ配信」を行う。配信するのは、音楽家の久石譲氏のコンサート。視聴者は、NTT東日本のフレッツユーザー専用サイト「フレッツ・スクウェア」および「BフレッツIPv6サービス実験」サイトなどで抽選の上決定する。

 技術協力において、インテルはライブストリーミング市場開拓のためのマーケティング支援などをマイクロソフトとともに行う。また、PCメーカーと協力してWM9を使った大容量ライブ・ストリーミング・コンテンツ再生に必要なハイパー・スレッディング・テクノロジ対応Pentium 4やCentrinoモバイル・テクノロジ搭載のPC開発支援などを行っていく。Jストリームは、WM9を活用した「5.1ch対応広帯域ライブ配信サービス」に必要となるイベント用ネットワーク構築の手配、5.1chミキシング作業、機材の提供、現場でのオペレーション業務などをワンストップサービスとして4月中に商用化する。

 NTT東日本は、さまざまなコンテンツとタイアップし同社の「フレッツ」ユーザーに向けに、高品質ライブ配信を実施する。日本HPは、ライブキャプチャおよびライブエンコード用ワークステーションの動作検証・パフォーマンス試験などの技術支援を行う。また、大容量コンテンツの安定配信を実現するための配信システム構築技術を提供する。

 マイクロソフトは、WM9およびサーバOS「Microsoft Windows Server 2003」 など、コンテンツ配信ソフトウェアに関する技術支援と市場開拓のための共同マーケティング支援を各社と行っていく。

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[ITmedia]