エンタープライズ：ニュース 2003/04/09 19:46:00 更新


NEC、ストリーミングコンテンツ配信・管理ソフトウェアを強化

NECは、ビデオ圧縮規格MPEG-4のAdvanced Simple Profile（ASP）およびライブサービスに対応した、ストリーミングコンテンツ配信・管理ソフトウェア「StreamPro」の販売を開始した。

　日本電気（NEC）は4月9日、ビデオ圧縮規格MPEG-4のAdvanced Simple Profile（ASP）およびライブサービスに対応した、ストリーミングコンテンツ配信・管理ソフトウェア「StreamPro」の販売を開始した。

　コンテンツ配信ソフト「StreamPro/Streaming-MPEG」では、MPEG-4のASP対応を図り、2〜3Mbpsの通信速度に適した高品質ストリーミング配信を実現できるようにした。Simple Profile（SP）においては、リアルタイムエンコードによるライブサービスに対応した。また、著作権保護ソフト「StreamPro/DRM」もMPEG-4 ASP/SP対応を行った。これにより、ブロードバンドネットワークを利用した、スポーツやコンサートのライブ中継、教育サービス事業者によるライブ授業配信、企業の施設監視などが行えるという。

　コンテンツ統合管理ソフト「StreamPro/ManagementSystem」は、マイクロソフトの「Windows Media Player 9 シリーズ」やリアルネットワークスの「RealOne Player」など、最新プレイヤーソフトに対応させた。

　そのほか、ストリーミングの活用提案からシステムの構築・運用などを総合的にサポートするプロフェッショナルサポートサービス「StreamPro/ProfessionalSupport」もメニュー化する。

　価格は、ストリーム配信サーバのStreamPro/Streaming-MPEG Ver3.1が24万円から、統合管理サーバのStreamPro/ManagementSystem Ver3.2が150万円から、プロフェッショナルサポートサービスが10万円からとなっている。

　また、同社はストリーミングコンテンツ配信サーバ「Express5800/InternetStreamingServer LS」の販売も開始した。

　同製品は、従来モデルに比べて約3分の1の省スペース化を実現したほか、コンテンツ配信性能を約2倍に向上させた。これにより、クライアント端末50〜100台規模の環境で、1Mbpsの動画配信が可能になるとしている。

　価格は、59万8000円から。出荷開始は、5月22日となっている。

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[ITmedia]