エンタープライズ:ニュース 2003/04/14 20:48:00 更新


IBM、XQueryを習得するためのツールを提供

IBMは、XMLデータの照会やXML文書を作成するための新仕様「XQuery」を習得するためのツールなどを発表した。

 アイ・ビー・エム(IBM)は米国時間4月10日、XMLデータの照会やXML文書を作成するための新たな仕様「XQuery」を習得するためのツール「XML for Tables」などを発表した。

 同ツールは、情報量が数Tバイトにおよぶリレーショナル・データベースを使用して、大量かつ高度な処理を必要とする状況でのXQueryの使い方に焦点を当てたツール。言語変換ツールの1種で、「DB2 Universal Database」に組み込むことができる。リレーショナル・データベースに含まれる構造化されたデータをXMLデータとして提示するXQueryのインタフェースとして動作する。

 また、Webサービスに関連する情報を含むXML情報の一覧・整理・検索・共有化を可能にするツール「XML Registry」も提供した。

 同社は、XQueryをSQL(Structured Query Language)を補強するものと考えており、データベース製品群で採用することは、情報統合戦略上、重要な施策と位置付けている。同社のDB2 Universal Databaseに採用するほか、「DB2 Information Integrator」、「DB2 Content Manager」にも組み込む予定。

 同時に、DB2のデータを利用した.NETベースのアプリケーション開発を実現する「DB2 .NET Enablement」のベータ・プログラムを発表したほか、DB2への移行に関する情報を集めたWebサイト「DB2 Database Porting Zone」を4月24日から公開することも明らかにした。

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[ITmedia]