エンタープライズ:ニュース 2003/04/18 15:20:00 更新


日本ネットワーク・アプライアンスが長期的なデータ保管を支援

日本ネットワーク・アプライアンスは、ニアラインストレージ製品「NearStore」に、データ保管用ソフトウェア「SnapLock」を組み合わせ、長期的なデータの保管を支援するソリューションを発表した。

 日本ネットワーク・アプライアンスは、電子メールや商取引に関連した書類など、改変が許されず、しかも長期にわたっての保存が求められるデータをコスト効率よく保管していくためのアーカイブソリューションを発表した。

 このソリューションは、速やかなバックアップとリストアを可能にするニアラインストレージ製品「NearStore」に、CIFSやNFSといったファイル共有プロトコル/システムに対応したデータ保管用ソフトウェア「SnapLock」を組み合わせて構成されている。SnapLockは、電子メールや取引関連文書、医療画像、エンジニアリング関連の設計文書など、「WORM(write once, read many:書き込みは一度だが読み出しは複数行う)」という性質を備えたデータを保護し、長期的に保管することを念頭に置いたツールで、ひとたび書き込んだデータを消去したり、上書きすることはできないようになっているという。

 日本ネットワーク・アプライアンスは、今回発表したアーカイブソリューションを用いれば、法的規制などで求められるデータの長期保管を低い運用コストで実現するとともに、当局などから何らかの要求があった際には速やかに該当データを提出できるとしている。実際に同ソリューションが利用可能になるのは2003年第2四半期の予定で、SnapLockはNetApp NearStoreや「Data ONTAP」のアドオンライセンスの形で提供されるという。

 なおネットワークアプライアンスでは、このアーカイブソリューションの発表と同時に、ドキュメンタム、イキソス、KVS、レガートシステムズの各社と連携し、文書管理や電子メールアーカイブといった長期的データ保持のためのソリューションを提供していく方針も明らかにしている。さらに日本国内においては、伊藤忠テクノサイエンスや富士通、日立製作所、日立ソフトウェアエンジニアリングおよびメモレックス・テレックスの各社が、NearStoreとSnapLockを組み合わせてのデータ保管ソリューションを展開するという。

関連リンク
▼日本ネットワーク・アプライアンス

[ITmedia]