エンタープライズ:コラム 2003/04/22 22:25:00 更新


Linux Column:Mozilla Party 4.0にて

先週末にオープンソースのMozillaの日本での普及活動等々をおこなっている「もじら組」主催のMozilla Party 4.0に参加してきた。

 先週末にオープンソースのMozillaの日本での普及活動等々をおこなっている「もじら組」主催のMozilla Party 4.0に参加してきた。

 といっても諸般の事情で途中からの参加になったのだが、ざっと見ただけで100人ほどの参加者がおり、会場は熱気でムンムンしていた(実際冷房が入っているのに暑かった!)。

 この集まりも名前が示す通りで4回目で、縁あって前回、今回と協力させていただいたが、基本的には手作りの集まり。内容的にもWebの標準化についての話題など突っ込んだ話が多いのが特徴だ。

 内容的なことは私も専門外なので詳細に伝えるのは置いておくとして、このような集まりが行われること自体が、私はオープンソースの健全性を表すものの一つだと思っている。つまり、単にソースコードが公開されているということだけでなく、そのソフトウエアにまつわるさまざまな情報が共有され、そして人が集う場があることがソフトウェアには重要であろう。オープンソースソフトウェアは数多あるが、成長していくソフトウェアにはそのような環境が欠かせない。

 一般に日本人はコミュニケーションが苦手と言われるが、決してそんなことはないと思う。自分の興味のあることについては勉強熱心だ。ただ、ややプレゼンテーションが苦手というか、自分がやっていることを過小評価して、表に出したがらないところはあるだろう。この辺りはアメリカあたりでIT業界で働いている人間は、何でもかんでも「どうだ、俺はこんなことをやっているぞ」とやたらとPRしまくるのとは対照的である。足して2で割るぐらいがちょうどいいと思うのだが、どうだろうか。

 だからこそ、今回のようなイベントが行われて、さらには4回も続いていることは非常にいいことだと思う。次回はまた色々と企画が練られているようなので、是非参加してみたいし、皆さんも是非参加して欲しい。

 蛇足だが、終了後の二次会は居酒屋で、さらにその後は近くにあるということで弊社オフィスのスペースを提供して三次会となったのだが、なんとも賑やかな!こういう雰囲気もまた、オープンソースコミュニティの熱気を感じさせるのだが、オフィスを壊されなくて少しほっとした(酒やらお茶やらをやたらと床にこぼされたのには参ったが・・)。そんなこんなで、大変な集まりであったのも事実であろう。

追伸:番外編のサーバ記事だが、肝心のサーバーマシンの電源が故障してしまったため、ストップしております。関係各位、楽しみにしていただいている読者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしております。復旧次第再開しますので、しばらくお待ちください。

[宮原 徹,びぎねっと]