エンタープライズ:ニュース 2003/04/25 18:09:00 更新


米ボーランド、.NET Framework SDKライセンスを先駆けて取得

現在、ボーランドは.NET FrameworkとJ2EEをサポートするアプリケーション開発環境を提供する有数のベンダーだ。相互のやり取りを実現するだけでなく、ALMと題された開発環境提唱により、プラットフォームやベンダーツールに縛られない点がポイントとされている。

 ボーランドは、J2EEと.NETアプリケーション開発の相互開発環境を提供するベンダーとなる。

 米日時の4月24日、米ボーランドからマイクロソフトの.NET Frameworkに対応する戦略が発表された。.NET Frameworkは、マイクロソフトが提唱する規格の1つであり、XMLを利用するWebサービスと、そのアプリケーション構築や実行の環境。SDKライセンス取得による対応表明が行われたことにより、.NETアプリケーションの開発プラットフォームとして正式にうたわれる。

 今回の発表を機に、ボーランドでは次に挙げる製品を中心とし、アプリケーション開発行程の要所利用される製品展開を行っていく。

・行程
「Borland CaliberRM」(現在は英語版)

・設計/分析(デザイン)
「Borland Together ControlCenter」

・開発
「Borland C# Builder for the Microsoft .NET Framework」(近日出荷)

・検証
「Borland Optimizeit Profiler for the Microsoft .NET Framework」

・運用(デプロイ)
「Borland InterBase」

・管理
「Borland StarTeam」(現在は英語版)

 同社では、ALMと略す「Application Lifecycle Management」をキーワードとした開発ソリューションを掲げている。

 ALMは、急激に変貌するインターネットテクノロジーと、その開発を行うツールとの関わりをバックグラウンドとし、開発企業をサポートすべく戦略。「スピード」、「柔軟性」、「自由」をキーワードとしてインターネットにおけるアプリケーション開発を支援する。

関連リンク
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[木田佳克,ITmedia]