エンタープライズ:ニュース 2003/05/07 22:00:00 更新


the Microsoft Conference + expo 2003が5月15日から開幕

Windows Server 2003やOffice 2003など、最新のマイクロソフト製品とソリューション事例が紹介される「the Microsoft Conference + expo 2003」がいよいよ5月15日から開催される。エンタープライズを視野においたマイクロソフトのさまざまな製品やソリューションが紹介されるこのイベントは、企業の情報システム構築やフロントエンド製品選択の際に有用な情報を得ることのできる大規模なカンファレンス・展示会だ。

 いよいよthe Microsoft Conference + expo 2003が開幕する。5月15日の東京を皮切りに、札幌、広島、福岡、仙台、名古屋、大阪と全国の主要都市で開催されるこのイベントは、年次で行われるマイクロソフトの総合的なカンファレンス・展示会であり、同社の製品やそのコンセプトなどを広くユーザーに紹介する場となるものだ。前回のthe Microsoft Conference 2002/fallでは、同社の.NETテクノロジーによるエンタープライズ分野への取り組みが大きくクローズアップされ、さまざまなコンセプトやソリューションの紹介が行われた。今回のthe Microsoft Conference + expo 2003では、基調講演や30以上にわたるセッションと、出展企業数88社、スポンサー企業10社による展示という大規模な催しとなり、より具体的な視点からさまざまな製品やソリューションが一挙に紹介される。

 特に今年はマイクロソフトが主力製品として送り出すMicrosoft Windows Server 2003やVisual Studio .NET 2003、第3四半期にリリースが予定されているMicrosoft Office 2003、Exchange Server 2003などの注目プロダクトが目白押しとなっている。ユーザーにとっては、これらの製品をいち早く理解して、自らの情報基幹システムに適用できるか否かのポテンシャルを判断することが、企業の経営やシステム運用に重要な影響を与えることになるだろう。しかも、これだけ多くの製品が一度にさまざまな角度から紹介されるという機会はこれをおいてほかにない。まずは無料の参加登録をthe Microsoft Conference + expo 2003ページから行って、その全貌を確かめていただきたい。

 さて、全国7カ所をめぐるイベントの幕開けとなる東京のコンファレンス会場では、5月15日・16日の2日間で30以上ものセッションが開催される。コンファレンスにおける各セッションは以下の4つのテーマ別(トラック)にカテゴリー分けされ、それぞれ対象となるユーザーを絞ってより適切なソリューション紹介が行われる。

  • インフォメーション ワーカーインフラストラクチャ
  • ITインフラストラクチャ
  • アプリケーションプラットフォーム
  • ユーザー事例(ケーススタディ)

 それぞれのトラックでは、そのジャンルに該当する製品やシナリオが提示され、それを受けたソリューションが紹介される。どのトラックが自分に合ったものなのかは、the Microsoft Conference + expo 2003ページのConferenceセッションリストや、この特集に掲載したその他の記事をもとに判断していただきたい。ただし、ここでの分類はあくまで便宜的なものであることをご理解いただきたい。つまり、ユーザー一人一人それぞれの立場から、自由に選択していただいてかまわないのである。以下にそれぞれの概要を記すので、理解の一助となれば幸いである。

 インフォメーション ワーカーインフラストラクチャのセッションでは、マイクロソフトが新たに提唱する「インフォメーション ワーカー」のスタイルが説明され、個人の生産性を上げるためのツールからより大きな企業システムのフロントエンドへと変化を遂げたOffice 2003によるOffice Systemが紹介される。Windows SharePoint Servicesによるコラボレーションを基本として、Outlook 2003を使ったコミュニケーションの新しいあり方、XMLによる基幹とのデータ連携など、新しいOfficeのさまざまな利用法がデモンストレーションを交えて紹介される。デスクトップの標準ツールとしてのOffice 2003をぜひ疑似体験していただきたい。

 ITインフラストラクチャおよびアプリケーションプラットフォームのセッションでは、発売間近のWindows Server 2003を使ったさまざまなシナリオが紹介される。インフラやプラットフォームに求められる信頼性、拡張性、可用性、管理性といった条件を、Windows Server 2003がどのようにクリアしているのか、またWebサービスやさまざまなデバイスがつながるユビキタスなネットワークの“接続性”をどのように確保しているかといったテーマで展開される。

 ユーザー事例(ケーススタディ)では、Windows Server 2003の早期導入事例や、モバイルデバイスを用いた営業支援システムの導入例、さらにマイクロソフト社内で実践されているセキュリティ対策の実例など、興味深い事例が数多く紹介される。同様のシステム構築を検討しているユーザーは一考に値するだろう。

 なお、各会場によってセッション内容は変更される場合があるため、事前にthe Microsoft Conference + expo 2003ページでご確認いただきたい。

 そして最も圧巻なのは、東京および大阪会場第一日目の午後に行われるマイクロソフト代表取締役社長 阿多親市氏による3時間にも及ぶ基調講演だ。「Windows Server 2003 から始まる新たな進化」と題されたこの講演では、PCを利用しているエンドユーザーから情報システムの構築・運用担当者、さらには企業の経営層に属する人々まで、ITに携わるすべての人に向けたマイクロソフトの壮大なメッセージが伝えられる。Windows Server 2003をはじめとする各製品がデモンストレーションによって紹介され、米国でのWindows Server 2003のローンチイベントで掲げられたスローガン「Do more with less.」(より少ない人数で大きな仕事ができる、より少ない投資で大きな利益を得られる等の意)へのコミットメントが示されることになっている。言葉だけでは伝え切れないマイクロソフトのさまざまなエフォートやビジョンが、デモンストレーションやビデオを使って展開されるだろう。

 なお、コンファレンスへの参加特典としてアンケートにご協力いただいた方の中から抽選で、

  • Microsoft Windows Server(TM) 2003 Enterprise Edition 日本語版 評価版
  • Microsoft(R) Office System プレリリース キット 2003

が、それぞれ1,000名に提供される。エキスポへの来場者には、簡単なアンケートにご協力いただくことで、抽選でタブレット PC やポケット PC などがプレゼントされる。ぜひthe Microsoft Conference + expo 2003ページでお早目の登録を。

関連リンク
▼the Microsoft Conference + expo 2003ページ
▼Windows .NETチャンネル

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