エンタープライズ:ニュース | 2003/05/14 15:34:00 更新 |
オートデスク、CADデータとGISデータを統合する3次元対応データ分析ツールを発表
オートデスクは、CADデータとGISデータを統合する3次元対応データ分析ツール「Autodesk Envision 8」を発表した。
オートデスクは5月14日、CADデータとGISデータを統合する3次元対応データ分析ツール「Autodesk Envision 8」を発表した。
同製品は、地図などの空間データや土木設計データの2次元/3次元表示のほか、GIS分析機能などを備えたソフトウェア。CADデータ、GISデータ、測量データ、地図データ、データベースを統合、分析できる。たとえば、3次元土木設計データを使った走行シミュレーション、洪水時の水の分布状況解析、測量データや地図データを使った人口分布やマーケティング分析などに利用できる。マイクロソフトの.NET技術やタブレットPCにも対応しており、現場作業での利用にも有効だとしている。
同社によると、建設の設計・測量業務とGISは、異なる市場分野の業務として認識されてきた。しかし、国土交通省の「CALS/EC アクションプログラム」や地理情報システム関係省庁連絡会議の「GIS アクションプログラム2002-2005」などでは、測量や土木設計といった建設データを施設の管理につながるGISまで一貫して利用することに注目されているという。
価格は20万5000円。出荷開始は6月19日を予定している。
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[ITmedia]