エンタープライズ:ニュース 2003/05/21 11:45:00 更新


NTTデータら4社、LinuxとNASなどを組み合わせた高信頼性システムの検証で提携

NTTデータら4社は、Linuxサーバを中核に、NASおよびデータベースシステムを組み合わせたシステムの検証、提供に向けて提携プロジェクト活動を開始した。

 NTTデータら4社は5月20日、Linuxサーバを中核に、NAS(ネットワーク接続型ストレージ)およびデータベースシステムを組み合わせたシステムの検証、提供に向け、提携プロジェクト活動を開始した。

 同プロジェクトに参加するのはNTTデータのほか、日本ネットワーク・アプライアンス、日本オラクル、NTTデータ先端技術の各社。NTTデータの茅場町タワー内にプロジェクト推進のための「共同検証センター」を設置し、ここを拠点として技術・システムの検証、評価活動を展開する。その成果はNTTデータによって実際のシステムに反映される。なお共同検証センターの運営はNTTデータ先端技術が主体となって行い、日本オラクルと日本ネットワーク・アプライアンスは技術支援を提供する。

 共同検証センターでは例えば、RedHat Enterprise Linux ASに日本オラクルの「Oracle9i」および「同Real Application Clusters」を搭載したサーバに、日本ネットワーク・アプライアンスの「NetApp Filer」シリーズを組み合わせたシステムについて評価。そこから得られたノウハウを実システムに反映していく。

 4社はLinuxをベースとした組み合わせによって、初期投資コストを削減するとともに、高い信頼性やアベイラビリティ、さらには将来的な拡張性までを備えたシステムが実現できるとしている。NTTデータはまた、今回の提携をきっかけに、中小規模企業以外のさまざまな領域への応用や災害対策対応などへも適用範囲を広げていく方針だ。

関連リンク
▼NTTデータ
▼日本ネットワーク・アプライアンス
▼日本オラクル
▼NTTデータ先端技術

[ITmedia]