エンタープライズ:ニュース 2003/05/27 14:51:00 更新


ユミルリンク、シングルプロセス、シングルスレッド型のメールサーバソフトを発表

ユミルリンクは、1時間あたり約1700万通のメール配信が可能なメールサーバソフトを発表した。

 サイバーエージェントの子会社で、インターネットシステムを構築するユミルリンクは5月27日、1時間あたり約1700万通のメールを配信し、そのレスポンス管理を1台の配信サーバで行える、メールサーバソフト「Forcast」を7月初旬から発売することを発表した。同製品は、同社が発売していたメール配信ソフト「mailstyle」のバージョン5で、今後は「Forcast」ブランドとして提供していく。

 シングルプロセス、シングルスレッドでノンブロッキング多重化I/Oを行うことで、高速な処理を行うのが特徴。また、データベースにはMySQLを使用しており、データベースと配信エンジンが直接連携して動作する。

 1台のサーバ(CPU:Pentium III/1GHz以上、メモリ:1Gバイト以上、HDD:60Gバイト以上の場合)で、1時間あたり約1700万通の配信が可能なため、複数台のサーバを使用した場合に比べ、サーバの導入コストならびに運用コストを抑えられるとしている。

 同製品の供給形態は、アプリケーションライセンス供与またはユミルリンクが保有する占有サーバを使ったASP型の供給体制の2種類から選択可能。

 対応OSはRed Hat Linux 7.3以降。

 価格は、アプリケーションライセンスが325万円から。ASP型の場合で20万円から(初期設定費用を含む)。

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[ITmedia]