エンタープライズ:ニュース 2003/05/27 20:58:00 更新


日本Sambaユーザ会、「Samba 2.2.8a日本語版リリース1.0」をリリース

日本Sambaユーザ会は5月27日、オープンソースのファイルサーバソフトの新バージョン「Samba 2.2.8a日本語版リリース1.0」を正式にリリースした。

 日本Sambaユーザ会は5月27日、「Samba 2.2.8a日本語版リリース1.0」を正式にリリースした。Sambaは、オープンソースのファイルサーバソフトで、UNIX/LinuxマシンをWindows互換のファイル/プリントサーバとして機能させることができる。同ユーザ会のWebサイトより、ソースおよびパッケージのダウンロードを行える。

 オリジナルのSamba 2.2.8aには、4月7日、任意のユーザーによってサーバのroot権限を取得されてしまう可能性のある深刻なセキュリティホールが発見されていた。米Samba Teamは同日、この問題を修正した「Samba 2.2.8a」をリリース。日本Sambaユーザ会でも、同じく問題を修正した「Samba 2.2.7b日本語版リリース1.0」をSamba日本語版向けに公開済みだ。

 今回リリースされたSamba 2.2.8a日本語版リリース1.0も、上記のセキュリティ問題を修正済みである。

 さらに、オリジナルのSamba 2.2.8aでサポートされた、ドメインコントローラ機能のPDC/BDCサポートや認証データベースとしてのLDAPサポートといった機能を搭載。Winbind日本語対応や日本語関連の不具合修正など、日本語版独自の拡張機能も備えている。また従来のバージョン同様、日本語化されたSambaの主要ドキュメントや、オライリーの書籍「Using Samba」の邦訳版も、配布条件にしたがった形で同梱されている。

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[ITmedia]