エンタープライズ:ニュース | 2003/06/04 08:19:00 更新 |
ネットマークス、マックスウェアのプロビジョニング製品をラインナップに追加
ネットマークスはノルウェーのマックスウェアと提携を結び、アイデンティティの管理を一元的に行うためのソフトウェア製品群を販売する。
ネットマークスは6月3日、ノルウェーのマックスウェアと提携を結び、同社のアイデンティティ管理ソフトウェア製品群を販売していくことを明らかにした。
ネットマークスはこれまで、ユーザー認証とそれに基づくアクセス制御、シングルサインオンを実現する製品群を販売してきた。しかしそれでも、ユーザー情報は各システムごとに保持されていたため、変更や更新といった作業のたびに運用負担やコストが増大する結果になっていた。
だが、マックスウェアの製品をベースにプロビジョニングシステムを実現することで、こうした問題を解決できるという。
マックスウェアでは、あるデータベースから取り込まれたデータを異なるデータ形式に変換し、複数のディレクトリやデータベース間でデータの同期を実現する「MaXware Data Synchronization Engine」と、LDAP非対応のデータベースに代わって仮想的にLDAPサーバを構築する「MaXware Virtual Directory」という2種類の製品を開発している。これらを活用すれば、1回の操作で各データベースやディレクトリ内の情報更新や同期処理を行えるため、管理者の運用負担を軽減できるという。
ネットマークスは、マックスウェアの製品をラインナップに加えることで、煩雑な管理作業を簡素化しながら、セキュリティを向上させる統合認証基盤、「IAM(Identity&Access Management)」の実現を支援していく。主に企業や官公庁向けに販売を行い、初年度1億円の売り上げを目標としている。
関連リンクネットマークス
マックスウェア
[ITmedia]