エンタープライズ:ニュース 2003/06/11 09:27:00 更新


SAPがJavaサーバをアップグレード、EclipseベースのJDEも発表

JavaOneでSAPはWeb Application ServerのJ2EE 1.3対応版をリリースした。オープンソースのEclipseベースのJava開発環境も発表し、Javaコミュニティーへの浸透を図る。(IDG)

 6月10日、サンフランシスコで開催されているJavaOneデベロッパーカンファレンスで、SAPはJ2EE 1.3に対応した新バージョンのWeb Application Serverを発表し、新しいJava開発環境も披露した。

 SAPはNetWeaver統合/アプリケーション環境をJavaコミュニティー内で広めていく意気込みがあると、同社は発表の中で述べている。

 同社の統合開発環境であるSAP NetWeaver Developer Studioは、Javaベースのアプリケーションのオープン環境として開発されたとSAPでは説明する。同製品は、オープンソースのEclipseをベースに作られている。

 SAPは、サードパーティーのJ2EEアプリケーションがSAPのSAP Web Application Serverに導入され、テストを受けることができるIntegration and Certification Centers(統合・検証センター)も設置した。同センターはSAPソフトウェアとサードパーティー製アプリケーションの統合シナリオのテストも行う予定であるとSAPでは述べている。

[Gillian Law,IDG News Service]

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