エンタープライズ:ニュース 2003/06/17 11:11:00 更新


JNSAが全国セキュリティキャラバン「インターネット安全教室」を開催へ

経済産業省と日本ネットワークセキュリティ協会は10月から11月にかけて、日本全国10カ所を巡る情報セキュリティセミナー、「これだけは知っておきたい!インターネット安全教室」を開催する。

 経済産業省と日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は10月から11月にかけて、日本全国10カ所を巡って情報セキュリティ対策について啓発を行うセミナー、「これだけは知っておきたい!インターネット安全教室」を開催する。

 このキャラバンは、自宅、学校などからインターネットを利用する一般ユーザーのほか、各地域でネットワークセキュリティ啓発やインターネットビジネスに関わる人々を対象にしている。主に、ウイルス感染やインターネットを悪用した詐欺行為、プライバシー侵害といった被害に対する理解を深めるとともに、対策を知ってもらうことが目的だ。

 セミナーでは1回当たり100〜300名の参加者を見込んでいる。JNSAがまとめたCD-ROMやテキストによる解説のほか、情報関連犯罪がどのようなものであり、被害に遭った場合はどう対処すべきかを体験学習してもらう時間も設けるという。

 なお経済産業省では、コンピュータ知識、スキルを持つ高校生を発掘し、優秀な開発者に育てるという目的の元、セキュリティ技術のコンテストを開催する計画だ。こちらが、優れた人材を見出し、いっそう伸ばすという目的に沿ったイベントである一方、インターネット安全教室は、セキュリティを含むコンピュータリテラシーを普及させ、セキュリティ意識を持つユーザーの裾野を広げることを主眼としている。

 同セミナーの日時や開催場所は現在選定中で、JNSAでは各地の地方自治体、教育機関などに協力を求めている。6月16日時点では、奈良県・帝塚山大学との共催がほぼ確定しているという。

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[ITmedia]