エンタープライズ:ニュース | 2003/06/18 22:57:00 更新 |
PeopleSoft、J.D.Edwardsとの合併条件契約を変更
米PeopleSoftとJ.D. Edwardsは、締結していた最終的な合併条件の契約を変更することで合意した。変更の目的は、合併プロセスのスピードアップと、PeopleSoftの株主が恩恵を享受できるようにすることにあるとしている。
米PeopleSoftが6月16日に発行したニュースリリースによると、同社とJ.D. Edwardsは、締結していた最終的な合併条件の契約を変更することで合意した。変更の目的は、合併プロセスのスピードアップと、合併がもたらすメリットを生かし、1株当りの利益を高め、PeopleSoftの株主が恩恵を享受できるようにすることにあるとしている。
6月13日のPeopleSoft株の終値(16.92ドル)とJ.D. Edwardsの発行済み株式1株当りの評価額(14.33ドル)を基に計算すると、買収取引総額は約17億5,000ドルに上る。
条件契約変更後の条件では、PeopleSoftが現金8億6,300万ドルを支払い、同社の新規発行株5260万株をJ.D. Edwardsの発行済み株式1億2240万株と交換することになる。
また、J.D. Edwardsの株主は、保有株数に応じた割合で現金を受け取るか、PeopleSoftの普通株を受け取るか選択できる。
J.D. Edwards買収による効果は、無形資産の取得、繰延収益の評価減、パーチェス法による会計処理調整などに伴う償却費を除外して調整した上で、PeopleSoftの2004年度の収益に反映される見込みとなっている。合併は2003年第3四半期に完了する予定という。
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[ITmedia]