エンタープライズ:ニュース 2003/06/30 23:38:00 更新


SANSがセキュリティトレーニングを日本語で提供、NRIセキュアなどが協力

米The SANS Institute(SANS)は9月より、NRIセキュアなど数社の協力を受けて、情報セキュリティに関するトレーニングプログラム「SANS JAPAN」を開始する。

 米The SANS Institute(SANS)は9月より、情報セキュリティに関するトレーニングプログラム「SANS JAPAN」を開始する。

 SANSはこれまで、米国やカナダ、イギリス、オーストラリア、シンガポールなど英語圏でセキュリティトレーニングプログラムを実施してきた。また、CISSPなどと並ぶ情報セキュリティの認定資格試験「GIAC(Global Information Assurance Certification)」も提供しており、これまでに約4200人が同認定を受けている。

 SANS JAPANでは、これまでのSANSトレーニングで用いられてきた教材を日本語に翻訳し、さらにSANS認定インストラクターによる講義に同時通訳を加えることで、日本語で本格的なセキュリティ研修を実施する。

 プログラムは6日間の集合研修、もしくは6カ月間アクセス可能なオンライントレーニングで受講できる。まずは「Track1 SANS Security Essentials and the CISSP 10 Domains」(セキュリティ技術者基礎トレーニングとCISSP受験対策)と、「Track9 SANS Security+S」(セキュリティ管理者基礎トレーニングとSecurity+受験対策)の2コースから開始し、順次拡張する計画だ。

 同プログラムの開始に当たっては、中央大学研究開発機構、CompTIA日本支局、シマンテック、情報数理研究所、NRIラーニングネットワーク、NRIセキュアテクノロジーズの各社が協力。今後も広く賛同企業を募集するという。運営などの事務局業務はNRIセキュアテクノロジーズが担当する。

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[ITmedia]