エンタープライズ:ニュース 2003/07/08 22:13:00 更新


NECとIFS、保守サービス製品の販売で協業拡大

NECとIFSは、保守サービス市場向けに「サービスマネジメントソリューション」の販売を開始した。

 NECとIFSは7月8日、協業事業を強化し、保守サービス市場向けに「サービスマネジメントソリューション」の販売を開始したと発表した。

 両社はこれまでも、IFSのERPパッケージ「IFS Applications」を基盤とした、同様のサービスマネージメント製品を製造業向けに提供してきたが、今回、IFS ApplicationsにNECが持つ保守サービス企業向けの技術情報を組み合わせたサービスマネジメントソリューションを提供していくという。

 このサービスマネジメントソリューションは、顧客からの電話の履歴情報やリクエスト内容などの情報を自動的に修理・保守部門に転送する「コールセンター機能」や、顧客が窓口に持ち込んだ修理依頼の内容を修理・保守部門に転送することで、必要となるスペアパーツやサービスマンの手配を即時に行う「持ち込み修理への対応機能」、顧客の要望に応えて、必要に応じた代替機の貸し出し手配を自動的に行う「代替機貸し出し機能」などの「B2Cコールマネジメント機能」を実装しており、保守サービス対象者が多いコンシューマ機器製造業者向けにも十分対応するという。

 NECでは、今後2年間で15ユーザーへの提供を目指すとしている。

関連リンク
▼NECのプレスリリース
▼NEC
▼IFS

[ITmedia]