エンタープライズ:ニュース 2003/07/09 00:06:00 更新


凸版印刷、RFID向けオリジナルチップの量産体制を構築

凸版印刷は、RFID向けオリジナルチップ「T-Junction(仮称)」を、シンガポールのChartered Semiconductor Manufacturingおよびマクニカに生産委託する。

 凸版印刷は7月8日、RFID(ICタグ)向けオリジナルチップ「T-Junction(仮称)」を、シンガポールのChartered Semiconductor Manufacturingおよびマクニカに生産委託し、量産体制を構築すると発表した。

 T-Junctionは、テレミディックとのライセンス契約に基づき開発され、800〜950MHzと2.45GHzのデュアルバンドに対応する。オンチップアンテナ搭載のため、チップの製造やパッケージを簡素化できるため、従来品よりも小型であると共に低価格で市場提供が可能という。量産は12月から開始する。なお、同チップの製造および販売権は凸版印刷が独占所有している。

 同社では、RFID事業におけるチップ製造から販売までの体制を整備すると共に、ターンキーサービスを組み合わせることで周辺システムのサービスおよびソリューションまでを一貫提供するビジネスモデルを構築していく計画だ。

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[ITmedia]