エンタープライズ:ニュース 2003/09/10 23:18:00 更新


ネットマークス、Windowsに親和性の高いマルチデバイス認証ソフトを発売

ネットマークスは、米I/O Softwareが開発し、Active Directoryをベースにさまざまな認証手段を利用できるようにする「SecureSuite Family」の販売を開始した。

 ネットマークスは9月10日、Active Directoryをベースにさまざまな認証手段を利用できるようにするマルチデバイス認証ソフトウェア「SecureSuite Family」の販売を開始した。

 SecureSuite Familyは、米I/O Softwareが開発したセキュリティ製品群。同社が提唱し、複数のバイオメトリクス認証機器とアプリケーションとをつなぐミドルウェアを規定するインタフェース「BAPI(Biometric API)」に基づくプラットフォームのほか、サードパーティ製アプリケーションをBAPIおよび認証プラットフォームと連携させるSDKのほか、Windowsベースの認証ソフトウェア「SecureSuite XS」が含まれている。

 SecureSuite XSは、ユーザー認証に基づいて、Windowsへのログインやシステムのロック、ファイル/フォルダの暗号化、アプリケーションの起動などを制御する製品だ。クライアントPC向けの「SecureSuite XS Workstation」とサーバ用の「SecureSuite XS Server」がある。いずれも、一般的に用いられているIDとパスワードの組み合わせに代えて、指紋や虹彩などを用いたバイオメトリクス認証やICカード、USBトークンといったデバイスなど、さまざまな手法を利用できる。

 特徴としては、WindowsプラットフォームおよびActive Directoryと深く連携できることが挙げられるだろう。認証に用いられるユーザー情報は、Active Directoryの拡張機能を利用して格納されるほか、各種管理作業はWindows標準の管理コンソールを通じて行うことができる。

 ただ、これはメリットでもありデメリットにもなる。つまり、LinuxやSolarisといった複数のプラットフォームが混在する環境では、SecureSuite XSの使いやすさを生かすことはできない。また、認証手段に基づいてアプリケーションごと、ファイルごとにきめ細かく制御を行うこともできないという。ネットマークスではこういったニーズには、以前より販売を展開している米BioNetrixの「BioNetrix Authentication Suite(BAS)」で対応し、顧客の要望に応じて提案していくという。

 I/O Softwareでは今後も、IAアーキテクチャおよびWindowsプラットフォームとの連携を深めていく計画だ。マイクロソフトが開発を進めている次期Windows「Longhorn」には、BAPIおよびそれに基づく認証機能が標準で搭載される方向という。またインテルとも協業を進めており、まもなく米国で開催されるIntel Developer Forumでは、マルチファクター認証のデモンストレーションを行う計画だ。

 IDとパスワードの組み合わせの代わりに、バイオメトリクスをはじめとするさまざまな認証を用いるというアプローチは、もう何年も前から取り組まれているものだ。だが、特にバイオメトリクスに関しては、アプリケーションとの連携にデバイスごとの開発が必要となっている。その結果、いったん導入するとそのベンダーに依存することになりかねない。I/O Softwareでは、BAPIおよびそれに基づく認証プラットフォームを間に組み入れることにより、ハードウェアに依存しないマルチデバイス認証環境が実現できるとしている。

 SecureSuite FamilyのうちSecureSuite XSの価格は、Workstation版が1ライセンス当たり4500円から、Server版は1000ユーザーで280万円から。

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[高橋睦美,ITmedia]



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