エンタープライズ:ニュース | 2003/09/22 19:38:00 更新 |
ADIC、ディスクとテープのバックアップを統合
ADICは、テープバックアップと統合可能なRAID 5ディスクベースのストレージアレイを発表する。(IDG)
Advanced Digital Information (ADIC) は9月22日、ユーザーが既に利用しているバックアップソフトウェアとテープライブラリを統合して、テープバックアップの速度と信頼性を向上させることを目的とした、新しいストレージアレイ「Pathlight VX」を発表する。
Pathlight VXはRAID 5システムで、最大40TバイトのSerial ATAディスクを内蔵できる。また、Veritas Software、Legato Systemsなどの主要ベンダーのバックアップソフトウェアと協調して動作する。
ADICのプロダクトマネジメント担当ディレクターであるスコット・ハミルトン氏は、「Pathlightを導入したユーザーは、既に利用しているテープバックアップ用のソフトウェアを変更する必要はない。ADICの専用I/Oコントローラには、ほとんどのバックアップソフトウェア製品でPathlightが標準的なテープライブラリとして扱われるようにする機能が搭載されているからだ」と説明する。しかし、ユーザーをテープからPathlightのディスクベースのストレージに移行させるためには、テープのときよりも高いパフォーマンスと信頼性を提供しなければならない。「Pathlightはバックアップとリストア、特にリストアに関して、テープよりも優れている。おまけにフォールトトレランスも優秀だ」とハミルトン氏。
PathlightのI/OコントローラはデータをPathlightからテープライブラリに直接移動させるようにも設計されているため、ネットワークやシステムリソースを浪費せずにテープバックアップを作成できる、とハミルトン氏は説明する。
この新製品は2003年12月に出荷される。ADICはその時期にPathlight VXの価格を発表する予定だが、10Tバイトのシステムで20万ドルからになるだろうとしている。
[Robert McMillan,IDG News Service(San Francisco Bureau)]
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