| エンタープライズ:特集 | 2003/09/24 14:41:00 更新 |
[JAVA Developer特別企画]2003年11月号
XMLプログラミング初歩の初歩 〜DOMの基本テクニック〜 (3/6)
|
JAVA Developer 2003年11月号より転載
●コメント
※4 XMLは、文字データとマーク付けで構成されています。ここでいうマーク付けとは、開始タグ、終了タグ、空要素タグ、実体参照、文字参照、コメント、CDATAセクションの区切り子、文書型宣言および処理命令です。 コメント文はXML文書で使用できるすべての文字を組み合わせることができます。ただし、--(二連ハイフン)はSGMLとの互換性のため(※5)に使うことができません。XMLプロセッサによってエラーメッセージは異なるようですが、必ずエラーになるようです。 ※5 「互換性のためには(for compatibility)」は、XMLの用語として定義されています。このように表現されているものは、XMLがSGMLと互換であることを保証するためだけに導入されるものです。 コメントは、XML文書内と後述する文書型定義に記述でき、文書型定義では「DTDDoc」というJavadocのような使い方で使用されることもあります。
●CDATAセクション
CDATAセクション内容には、XMLでは実体参照となっている<や>、&をそのまま使用できます。また、&lt;と記述しても実体参照にはならず、記述したままの文字となります。
●処理命令(PI)
PIターゲットは、「xml(英大・小文字を問わず)」が予約されているため、それ以外の名前を使用します。PI内容は、アプリケーションに渡され、PI内容は渡されたアプリケーションに委ねられます。
このように、PI内容は属性の形式で複数記述することが可能です。
●名前空間
※6 XMLでは、すでに紹介したxml:spaceのほかにxml:langという属性が定義されています。これは、その要素の言語コードを示すもので、英語なら「en」、日本語なら「ja」というように、ISO 639で定義された言語コードを記述します。 なお、接頭辞を指定していない場合は、デフォルト名前空間(default namespace)として扱われます。
関連リンク
|
[松浦 武範,JAVA Developer]

