エンタープライズ:ニュース 2003/09/25 21:32:00 更新


PKI認証局ソフト「UniCERT」が米beTRUSTed傘下に、国内販売体制は変わらず

英Baltimore Technologiesは「UniCERT」および「KeyTools」を米beTRUSTedに売却。ただし国内での販売は引き続き日本ボルチモアテクノロジーズが行うという。

 日本ボルチモアテクノロジーズは、米国を本拠とするPKIサービス企業、beTRUSTedとの間で、PKIシステム構築ソフトウェア「UniCERT」およびアプリケーション開発ツールキット「KeyTools」の販売に関する合意を結んだことを明らかにした。

 もともとこれらのソフトウェアは、英Baltimore Technologiesが開発、販売してきたもの。しかしBaltimoreでは業績不振を受け、7月にはアクセス制御製品「SelectAccess」をHewlett-Packardに売却したほか、PKI認証局のホスティングサービスやルート認証局サービス「OmniRoot」を相次いでbeTRUSTedに売却してきた。

 そして9月22日には、同社ビジネスの核であったUniCERTおよびKeyToolsについても、約9.3億円でbeTRUSTedに売却したという。年内に予定されているBaltimoreの株主総会で承認が行われれば、同社ブランドで提供されてきたPKI関連ビジネスのすべてが、他社に渡ったことになる。

 日本ボルチモアテクノロジーズでは、一連の変化を踏まえ、国内での安定的・継続的な技術供給に向けて改めてbeTRUSTedと協議。一連の事業買収が完了した後も、行き続き日本ボルチモアがniCERTとKeyToolsの独占販売を行うことを確認した。またOmniRootについても、継続して国内独占販売を行うことで合意しているという。

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▼日本ボルチモアテクノロジーズ

[ITmedia]