エンタープライズ:ニュース 2003/09/25 22:15:00 更新


NEC、業種および業務向けソフトウェア分野で中国企業と提携

NECは、中国のソフトウェアメーカー瀋陽東軟軟件股分と業種・業務向けソフトウェア分野で広範囲に提携する。

 日本電気(NEC)および中国の瀋陽東軟軟件股分(東軟)は9月25日、業種・業務向けソフトウェア分野で、製品の評価・検証、OEM供給、研究開発、新規市場開拓など幅広い提携関係を確立することで合意にしたと発表した。

 NECと東軟は既に協業を開始しており、NECの企業情報ポータル(EIP)ソフトウェア「StarOffice21」を中心に開発する「NECフロントオフィス大連開発センター」を、また、東軟のソリューションでの活用を目的としてNECのソフトウェア製品に関する評価・検証を行なう「Neusoft-NEC Evaluation & Verificationセンター」を共同で設立している、今回の合意は、これまでの協力関係に基づき提携領域を拡大し、両社のソリューション事業の競争力向上とソフトウェア事業のグローバル化を図ることが目的。

 具体的な取り組みの第一弾として、NECから東軟に対して、日本市場で実績のあるWebアプリケーションサーバソフトウェア「WebOTX」とシステム運用管理ソフトウェア「WebSAM」をOEM供給する。また、東軟のアプリケーションフレームワーク「UniEAP」やワークフロー製品「UniFlow」などの一部機能について、NECのソフトウェア製品での採用に向けた評価・検証を共同で進める。

関連リンク
▼NECのプレスリリース
▼NEC
▼東軟

[ITmedia]