エンタープライズ:ニュース 2003/10/01 22:20:00 更新


SAPジャパン、コンタクトセンター市場に本格参入

SAPジャパンは、コンタクトセンター市場向け製品「SAP インタラクションセンター」を出荷開始した。コンタクトセンター分野の企業とも協業していく。

 SAPジャパンは10月1日、コンタクトセンター市場への本格参入を狙い、「SAP インタラクションセンター」を出荷開始したと発表した。コンタクトセンター事業を進めるため、この分野の主要企業14社と協業することで合意した。

 現在のコンタクトセンター市場は、導入期間やコストのかかる作り込み形式のものが7割以上を占めているうえ、2004年以降は、多くの業界でコンタクトセンターの新規構築、最新設備への入れ替えなど、需要の急増が見込める市場という。

 SAPジャパンでは、こうした状況の中でパッケージ製品であるSAP インタラクションセンターの提供と、関連企業との協業によって、業務改革から構築・運用サービスまで、業種や規模によってそれぞれ異なる顧客企業の需要に最適化した製品やサービスを提供していくとしている。

 SAPジャパンは、現在コンタクトセンター市場においてパッケージ製品による構築は約3割だが、2006年に6割まで引き上げるという目標を立てている。

 なお、今回協業する14社は、日本IBM、日本アスペクト・コミュニケーションズ、アダムネット、沖電気工業、KDDI、CSK、ジェネシス・ジャパン、ジャストシステム、トランスコスモス、NEC、野村総合研究所、NTT東日本、日本HP、日本ユニシス。

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[ITmedia]