エンタープライズ:ニュース 2003/10/16 13:34:00 更新


日本HP、大規模システム向けとなるシングルサインオン製品の最新版を発表

日本HPは、大規模システム向けとなるシングルサインオン製品の最新版を発表した。

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、複数のWebサイトやアプリケーションへの認証をひとつに統合できるシングル・サインオン機能を持つ「HP IceWall SSO」の新ライセンス体系として、大規模システム向け「HP Ice Wall SSO version 7.0 Enterprise Edition」を10月16日より発売した。

 「HP IceWall SSO」は、日本HPが独自開発したWebセキュリティ フレームワーク。一度のログインで複数のWebサービスを利用可能にするシングル・サインオン機能のほか、アイデンティティマネージメント、ポータル、セキュリティ、Webサービスといった5つのソリューションを提供するもの。大規模システム向けEnterprise Editionと中小規模向けStandard Editionの二つのライセンス体系が存在している。Standard Editionは、10000ユーザー未満のシステム向けとなっており、拡張機能とサポートに関しての制限がある。

 今回発表されたEnterprise Editionの最新バージョンでは、ポータル機能「HP IceWall Dynamic Menu Portal」が標準装備された。グループメニューや、個人メニュー、ローテーション、時間による表示変更など標準的な企業情報ポータルの機能を備えており、ポータル構築ツールを別途購入することなく、シングル・サインオンの機能を備えた企業情報ポータルを導入可能となる。

 また、ユーザー認証はIceWallサーバで行い、認可はバックエンドの各エージェントで行うエージェント型の認証にオプションで対応しており、クロスドメインでのシングル・サインオンも可能。すべてのフォーム認証方式にも基本機能で対応している。このほか、ユーザー認証技術の標準化仕様であるLiberty Allianceに対応しており、Webサービスシステムのセキュリティ基盤としての機能を備えている。

 さらに、ミッションクリティカルな大規模システムで安心して利用できるよう、24時間サポートが提供される。

 価格は、100ユーザーライセンスで230万円から。

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[ITmedia]