エンタープライズ:ニュース 2003/10/16 17:13:00 更新


欧州のキャリアでは「IPテレフォニーは成功を収めつつある」――Ciscoが宣言

米Cisco SystemsとYankee Groupの調査によると、ヨーロッパ地域の通信事業者のうち83%が既にIPテレフォニーを導入しているか、3年以内に提供を予定しているという。

 米Cisco SystemsはTelecom World 2003の会場で、音声統合をテーマとしたプレス向けセッションを開催した。

 この中では、同社とYankee Groupによって行われた、ヨーロッパ地域の通信事業者を対象にした調査の結果が明らかにされた。これによると、回答企業のうち83%が既にIPテレフォニーサービスの導入しているか、今後3年以内に提供を計画しているという。また回答企業の67%では、2006年までに音声――サーキットスイッチを基盤とした伝統的な音声サービスから得られる収入が、全体の半分以下になると予測しているという結果になった。

 調査に当たったというYankee Groupヨーロッパ地域の副社長、クリス・ルイス氏はこれを踏まえ、音声やデータ、さらにはさまざまなサービスを統合した、効率的な単一のインフラが求められているとした。その目的は、事業者自身のコスト削減要求。そしてそれ以上に、統合サービスを求める顧客ニーズへの対応とそれを通じた収入の増加があるという。ただ、そこで成功を収めていくには、いわゆる大企業だけでなく、中小企業やSOHOも視野に入れてサービスを展開する必要があるとも付け加えている。

 Cisco Systemsのヨーロッパ・中東・アフリカ地域マーケティング担当副社長、マーク・ド・シモーヌ氏は、このようにサービスプロバイダー各社による統合サービス提供の意欲が高まっていることを踏まえ、「IPテレフォニーは成功を収めつつある」と述べた。

 さらに同氏は、「われわれは、サービスプロバイダーの伝統的なインフラから、パケットをベースとした統合インフラへの変化を手助けするだけでなく、それらプロバイダーによる企業へのサービス提供のところまでを支援していきたい」とし、サービスプロバイダーと企業をつなぐ仮想的な「輪」の役割を担っていきたいと語っている。

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▼ITU Telecom World 2003レポート

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▼ITU Telecom World 2003
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[高橋睦美,ITmedia]



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