エンタープライズ:ニュース 2003/10/21 17:55:00 更新


OASIS、ebXMLビジネスプロセス委員会を結成

OASISは、企業内および企業間のビジネスコラボレーションを推進する目的で、ebXML Business Process Technical Committeeを結成した。(IDG)

 OASISは10月20日、ebXML Business Process Technical Committeeを結成して、企業内および企業間のビジネスコラボレーションのために、「ebXML BPSS」 (e-business XML Business Process Specification Schema) モデルのさらに詳細な策定を行うと発表した。

 ロイヤリティフリーのebXML BPテクノロジーは、特定業界の団体により規定された標準ベースのプロセス定義をサポートする。それはインターネット上でのビジネス業務を可能にする一連の仕様の一つである。

 この委員会が基礎としているのは、OASISとUnited Nations Centre for Trade Facilitation and Electronic Business (CEFACT) が共同開発した「ebXML BPSS Version 1.01」で、さまざまな参加者が派生的な作業に貢献している。さらに、同委員会は、Web Services Business Process Execution Language (WSBPEL) などの開発を行っているほかのOASIS委員会とコラボレーションを行う予定。W3C、RosettaNetといった団体による関連の作業とも共同歩調を取っていくという。

 同委員会のメンバーは、Cyclone Commerce、富士通、、Sterling Commerce、Sun Microsystemsほか。参加資格は組織、個人を問わない、とOASIS。OASISは公開発言用のメーリングリストを開始する予定だ。

 同委員会は、OASISがebXML推進のために結成した委員会としては5つ目になる。同社が結成したほかの委員会は、レジストリ、コラボレーション、メッセージング、実装、相互運用性といった、個別の問題にフォーカスしたものだ。

 OASISのカール・ベスト副社長は、複数のXMLが関わっているため、多くの委員会が慎重に取り扱う必要があると述べた。OASISはebXMLに取り組み始めて4年以上になる、と同氏は話している。

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