エンタープライズ:ニュース | 2003/11/05 20:48:00 更新 |
NTT Com、ホスティングサービスにSSL-VPNベースのリモートアクセスサービスを追加
NTT Comは11月より、マネージド型ホスティングサービス「Secure Smart Gateway」のオプションとして、SSL-VPN技術を利用して安全なリモートアクセスを提供する「Secure Smart Accessサービス」を開始する。
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は11月より、SSL-VPN技術を利用して安全なリモートアクセス環境を提供する「Secure Smart Accessサービス」を開始することを明らかにした。同社データセンターで展開するマネージド型のホスティングサービス「Secure Smart Gateway」のオプションとして提供される。
市場には既に、事業者側でIPSecゲートウェイを用意し、IPSec-VPN接続を提供するサービスが複数存在する。これに対しSecure Smart AccessサービスはSSL-VPN装置を用いてVPNサービスを提供するもので、既存の環境に対し透過的に利用できるうえ、クライアントに専用ソフトウェアなどをインストールする必要がなく、Webブラウザのみで安全な接続を利用できる点が特徴となる。
同社の説明によると、このサービスでは、Webブラウザベースのアプリケーションだけでなく、電子メールなども利用できるという。また、Webポータル画面を通じて、ユーザーIDの新規登録や変更、削除が行えるほか、アクセスログの確認が可能だ。
データセンター側に置かれるSSL-VPN装置のほか、サーバや回線などはすべて冗長構成をとるほか、24時間365日体制で運用監視が行われる。さらに、既存のウイルス/ワーム対策サービスや不正侵入防止サービスなどを組み合わせることにより、高いセキュリティを確保しながら効果的な情報交換を支援するという。
Secure Smart Accessサービスの初期導入費用は10万円。月額料金は1ユーザーID当たり8000円以下となる予定だ。
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[ITmedia]