エンタープライズ:ニュース | 2003/11/05 21:43:00 更新 |
ソニー、bit-driveにFeliCa用いたセキュアアクセスサービスを追加
ソニーは12月より、法人向けブロードバンド接続サービス「bit-drive」で、非接触ICカード「FeliCa」を利用して、安全に企業システムにアクセスするためのサービス「CRYP」を開始する。
ソニーは11月5日、同社の法人向けブロードバンド接続サービス「bit-drive」に、非接触ICカード「FeliCa」を利用して、安全に企業システムにアクセスするためのサービス「CRYP」を追加し、12月8日より提供することを明らかにした。
bit-driveではすでに、オールインワンタイプのVPNゲートウェイ「DigitalGate」と連携することにより、IPSec-VPNによる安全なリモートアクセスを提供できる環境を整えてきた。今回の新サービスでは、専用のCRYPクライアントソフトウェアと非接触型のICカード、FeliCaを組み合わせることで、より容易なアクセスを可能にする。具体的には、PCにUSB対応のICカードリーダー/ライター「PaSoRi」を接続し、ICカードをかざすだけで認証を行い、社内システムへのリモートアクセスを実現できる。
CRYPはまた、802.1xベースの認証もサポート。これを活用すれば、社内無線LAN環境において、ユーザー認証に基づくアクセス管理・制御を実現できる。
ソニーではこのCRYPサービスをASP形式で提供する。これにより、顧客が多大な設備投資を行うことなく、安価にセキュアなネットワーク環境を構築できるよう支援する。初期導入費用は3万円で、月額料金は10ライセンス当たり9000円。またCRYPカードの価格は、10枚当たり2万円となる。
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ソニー(bit-drive)
[ITmedia]