エンタープライズ:ニュース 2003/11/10 18:08:00 更新


セコム損害保険がPeopleSoft 8 CRM導入、自由診療保険のコンタクトセンターを再構築

日本ピープルソフトは、「PeopleSoft 8 Customer Relationship Managementが、セコム損害保険の「MEDCOM」コンタクトセンターシステムに導入され、稼動を開始したことを明らかにした。

 日本ピープルソフトは11月10日、「PeopleSoft 8 Customer Relationship Management(CRM)が、セコム損害保険の「MEDCOM」コンタクトセンターシステムに導入され、稼動を開始したことを明らかにした。ビジネスプロセスを一元的にステータスで管理し、一貫してサポートしていくことで、より的確で迅速な顧客対応が可能になったとしている。

 セコム損害保険の自由診療保険「MEDCOM」は、2001年の発売開始以来、自由診療に対応した画期的な医療保険として注目を集めてきた商品で、「MEDCOMコンタクトセンター」がサービス運営を支えているという。同社は、同コンタクトセンターを、顧客との接点として欠くことができないだけでなく、ビジネスプロセスをサポートする存在としても重要な役割を担うと位置づけている。

 再構築にあたっては、日本NCRの提案を元に、システムの基盤にPeopleSoft 8 CRMを採用、PeopleToolsでアプリケーショの拡張を行ったという。データベース化されたステータス管理をベースに、保険の申し込み受付から審査、計上、収納、保険証券発行までの複数部門にわたるプロセスが一貫してシステム化された。社内の基幹システムや書類作成を依頼している印刷会社とも連携した。

 セコム損害保険事務企画部事務企画グループ喜連新治課長は、「PeopleSoft 8 CRMは堅牢な技術上に、オープンさと柔軟性の高さを実現している。PeopleSoftは次世代コンタクトセンターの基盤に向いている。最終的には複数の保険商品のコンタクトセンターを1つの基盤上で実現したいと考えている」と話している。

関連リンク
▼セコム損害保険
▼日本NCR
▼日本ピープルソフト

[ITmedia]