エンタープライズ:ニュース 2003/11/13 06:54:00 更新


日立、PC接続制御ソフトウェアを用いたセキュリティソリューションを提供

日立製作所は、あらかじめ登録されていないPCによる企業ネットワークへのアクセスをブロックする「NX NetMonitor」を用いた「ネットワークガードソリューション」を発表した。

 日立製作所は11月12日、セキュリティソリューション「Secureplaza」のメニューを強化し、あらかじめ登録されていないPCによる企業ネットワークへのアクセスを検出、ブロックするPC接続制御ソフトウェア「NX NetMonitor」を用いた「ネットワークガードソリューション」を発表した。

 NX NetMonitorは、登録されていないPCが企業LANへの接続を試みると、その動きを検出し、接続を拒否するソフトウェア。無線、有線を問わず利用でき、社員が個人的に所有しているPCや派遣業者など社員以外の人間が持ち込むPCを通じてウイルスがまん延したり、機密情報が持ち出されてしまうといった事態を防ぐことができる。

 また、たとえ登録PCであってもウイルスへの感染が確認された場合には、PC強制排除機能を用い、当該PCをネットワークから隔離することができる。これにより、社内での被害拡大を未然に防ぐことができる。

 日立製作所では、独自診断ツールを用いてセキュリティレベルを分析する「LANセキュリティ診断サービス」、セキュリティポリシー策定の支援などを提供する「セキュリティ対策コンサルテーション」のほか、「情報漏えい防止ソリューション」「セキュリティ運用管理業務アウトソーシングサービス」といったさまざまなセキュリティサービスと組み合わせてNX NetMonitorを提供していく。

 NX NetMonitorの対応プラットフォームは、Red Hat Linux 7.2以降。30ユーザー分の使用ライセンスを含んだNX NetMonitorの導入サービスは、100万円からとなっている。NX NetMonitorの提供時期は2004年3月1日の予定だが、それに先立ち各種ソリューションサービスは11月14日より提供される。

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▼日立製作所

[ITmedia]