エンタープライズ:ニュース | 2003/11/28 20:11:00 更新 |
企業基幹システムへのオープンソース導入を支援、NRIが検証・サポートなどを提供
野村総合研究所は、オープンソースソフトウェアの企業基幹システムへの導入を支援する「オープンソース・システム構築支援サービス」を開始する。
野村総合研究所(NRI)は11月28日、企業の基幹業務システム構築において、Linuxをはじめとするオープンソースソフトウェアの導入を支援する新事業「オープンソース・システム構築支援サービス」を、12月より開始することを明らかにした。
企業ではオープンソースソフトウェアに対する関心が高まっている。しかし、製品の組み合わせやパフォーマンスに関する検証、システム導入後のサポート、障害発生時の問題切り分けといった面で懸念が残るのも事実だ。オープンソース・システム構築支援サービスはこうした問題を解決し、基幹業務システムにおけるオープンソースの導入を促進するのが目的である。
NRIは、同社関連会社であるNRIネットワークコミュニケーションズ(NRIネットコム)およびNRI・パシフィックと共同で同サービスを展開。新たに設置した「オープンソース・ソリューションセンター」において、複数のオープンソースソフトウェアおよび商用製品の組み合わせについて検証し、導入支援を行うほか、サポートサービス、既存システムからのマイグレーションサービスを提供する。
当初はアプリケーションサーバの「Tomcat」「JBoss」のほか、Webアプリケーションフレームワークの「Struts」など、プラットフォームとなるLinuxだけでなく、ミドルウェア層およびアプリケーション層に焦点を絞り、サービスを提供していく。将来的にはデータベースシステムにもサービス範囲を拡大する計画だ。
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[ITmedia]