エンタープライズ:ニュース 2003/12/15 18:21:00 更新


東京証券取引所、情報系IT基盤の再構築に向けて日本オラクルと戦略提携

東京証券取引所は、IT基盤強化プランにおいて日本オラクルを戦略的パートナーとして位置付け、「Oracle Database 10g」および「Oracle Application Server 10g」を利用して、情報系IT基盤の統合・オープンシステム化を推進していく。

 日本オラクルは12月12日、東京証券取引所が、IT基盤強化プラン「東証ITマスタープラン」において日本オラクルを戦略的パートナーとして位置付け、今後日本オラクルの最新データベース「Oracle Database 10g」およびアプリケーションサーバ「Oracle Application Server 10g」を利用して、同社の情報系IT基盤の統合・オープンシステム化を推進していくと発表した。

 今回の提携により、今後4年間で6つの情報系システムを段階的にオラクルを基盤としたシステムへ移行して行く計画だ。再構築後の新しい情報系システムでは、従来に比べて約30パーセントのコスト削減や機能強化を見込んでいるという。

 東証ITマスタープランは、東京証券取引所が2003年度〜2005年度までの新中期経営計画の施策として取り組むITシステム強化の基本施策。強化するのは、ネットワーク、売買システム、相場報道システム、情報系システム、清算系システム、バックオフィス系システムなど。

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