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2004/01/21 14:43:00 更新

MS、パッチ適用状態をチェックする「MBSA」最新版を公開
マイクロソフトは、OSや主要アプリケーションのパッチ適用状況を確認できる「MBSA」の最新版を公開した。インタフェースの日本語化も図られている。
マイクロソフトは1月20日、WindowsプラットフォームのPCを検査し、パッチの適用の有無を確認できるツール「MBSA(Microsoft Baseline Security Analyzer)」の最新版、「MBSA 1.2日本語早期提供版」を公開した。同社Webサイトより無償でダウンロードできる。
MBSAは、PCに搭載されているソフトウェアの状態(バージョン)をスキャンし、その結果をマイクロソフトが提供する修正プログラム(パッチ)のデータベースと比較することで、システムに最新のパッチが適用されているかどうかをチェックするツールだ。OSやInternet Explorerはもちろん、Internet Information Services(IIS)やSQL Serverなどについても検査を行うことができる。
従来提供されていたのは英語版のみだったが、早期提供という形ながら日本語版がリリースされた。インストール画面や検査、検査結果のインタフェースが日本語化されている。
また最新版の1.2では、先日の月例パッチで修正プログラムが公開されたMicrosoft Data Access Components(MDAC) 2.5〜2.8が検査対象に加わった。ほかにMicrosoft Office(ただしローカルスキャンのみ)やMicrosoft Java VM(仮想マシン)などもチェックできる。
ただし、問題点が1つある。マイクロソフトが注意点として挙げているとおり、検査の「基準(ベースライン)」となる日本語版データベースはまだベータ版だ。このため、MBSA 1.2の新機能の一部は、まだ利用できないという。同社では、日本語版MBSA 1.2用の修正プログラムデータベースの開発を進めており、時期は未定ながら早い時期にリリースする方針だ。
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