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2004/01/22 20:44:00 更新
LinuxWorld展示会場で見つけた、エンタープライズLinux関連製品
ニューヨークで開催中のLinuxWorldの展示会場で披露された、エンタープライズ向け新製品をいくつかピックアップしてみた。
いくつかのLinuxハードウェアおよびソフトウェアメーカーが、ニューヨークで開催されたLinuxWorld Conference & Expoの初日、新製品を発表した。彼らの目標は、Linuxを大規模なエンタープライズアプリケーション導入のために、より速く、より強く、より良いものにすることだ。
EgeneraはSUSE LINUXのEnterprise Server 8を自社のBladeframe製品でサポートすると発表した。Bladeframeはサーバ仮想化ハードウェアで、複数のディスクレスマルチプロセッサLinuxサーバブレードを1個のシャシーに組み込み、ストレージエリアネットワーク（SAN）またはネットワークアタッチドストレージ（NAS）システムにつなげる。BladeframeではOSイメージは、実行中にプロセッサのクラスターにロード、アンロードすることができる。Novellが2003年末に獲得したSUSEは、Egenera Bladeframeの認定OSとしては3番目になる。既にRed HatのEnterprise Linux ASとMicrosoft Windows Server 2003 Enterprise Editionに対応している。
LinuxサーバおよびワークステーションのベンダーであるPenguin Computingは、Advanced Micro Devicesの64ビットプロセッサOpteronをベースにし、Linuxをインストールした3製品を発表した。Altus 1100とAltus 12000はデュアルプロセッサの1U筐体で、スタンドアロンサーバとしても、大規模なLinuxクラスターのコンピュートノードとしても利用できる。両者の違いは、Altus 1100がSerial ATAドライブを、1200がSCSIドライブを使っているところ。Tempest 2100はデュアルプロセッサのLinuxワークステーションだ。Penguin Computingは自社のハードウェアで主要Linuxディストリビューションのほとんどを提供しており、展示会でデモされていたScyld Beowulfなどのクラスタリング技術もサポートしている。Penguin Computingによれば、ItaniumベースのLinuxサーバとワークステーションを、今年の第2四半期に出荷予定だという。
ソフトウェアに関しては、ArkeiaがArkeia Server Backup for Linuxのプラグインを発表。これは、オープンソースのデータベースであるMySQLを動かしているサーバを保護するためのものだ。同社によれば、このソフトウェアはMySQLサーバをオンラインで動作させたまま、インクリメンタルバックアップ、フルシステムのアーカイブをスケジュールできるという。MySQL plug-in for Arkeia Server Backup for Linuxの価格は480ドル。
[IDG Japan]
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