ニュース
2004/01/27 04:38:00 更新


システムズユニオンがBI分野に参入、分析ツールを発表

システムズユニオンは独MIS AG買収に伴い、ビジネスインテリジェンス分野への本格的に参入する。

 統合会計業務パッケージを手がけるシステムズユニオンは1月26日、ビジネスインテリジェンス(BI)分野への本格的参入と、それに関連する製品の第1弾として分析ツール「SunSystems Vision 6」を発表した。

竹田謙二代表取締役社長

システムズユニオンの竹田謙二代表取締役社長


 システムズユニオンは1995年に設立された、英Systems Unionの日本法人。統合業務パッケージ製品「SunSystems」は、1986年から代理店を通じて販売されており、日本に支店を持つ中規模外資系企業を中心に1200サイトの導入実績があるという。業種別では特にホテル、建設、金融に強みを持つとしている。代表取締役社長の竹田謙二氏によると、今後は、日本企業の海外サイトや在日外資系企業の中小規模サイトでの実績をさらに広げるとともに、国内中堅企業でのビジネスを拡大していきたいという。

 同社が発表したBI分野への参入にあたっては、ドイツのBI専業ベンダーMIS AGの買収によって、従来の会計業務マネジメント事業に匹敵するビジネスインテリジェンス事業部門を新設している。従来の「SunSystems Vision」製品群は、会計を中心としたBI構築要求に応えていき、MIS AG買収で獲得した「Systems Union Analytic Applications」は、より高度で複合的なCorporate Performance Management(CPM)への要求に対応する製品として提供していくという。

 今回発表した「SunSystems Vision 6」は、分析ツールの新バージョンで、これまでのSunSystems専用OLAPツールから、アプリケーション横断の統合型レポーティングツールになり、異なるアプリケーションのデータ統合が可能になったとしている。SunSystems Vision 6には、「SerDuct」と呼ぶ技術を導入し、外部アプリケーションとSunSystems Visionをリアルタイム連結できるという。SunSystems Vision 6は、ビジネスインテリジェンスツール「Vision Executive」「Vision XL」「Vision Word」、業務支援ツール「Vision Budget Management」「Vision Alert」、アプリケーション統合ツール「Vision Generator」によって構成されている。

関連リンク
▼システムズユニオン

[佐々木千之,ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.