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2004/02/10 23:46:00 更新
Webサイトの付加価値としてセキュリティ機能を提供できる「nProtect Netizen」
ネットムーブは、特定のサイトにアクセスしている間に、エンドユーザーのPC上で活動するウイルスやバックドアプログラムを駆除できるソフトウェア「nProtect Netizen」の提供を開始する。
ネットムーブは2月12日より、特定のサイトにアクセスしている間に、エンドユーザーのPC上で活動するウイルスやバックドアプログラムを検知、駆除することができるソフトウェア「nProtect Netizen」の提供を開始する。
nProtect Netizenは、韓国・INCA Internetが開発したセキュリティソフトウェア。ユーザーが特定のWebサイトにアクセスすると自動的に起動し、PCのメモリやハードディスク内で活動しているウイルスや悪意あるプログラムを検知する。これにより、経路を暗号化するSSLだけでは防げない、悪意あるプログラムによる個人情報の侵害、漏えいを防ぐという。
ウイルス検出のほかにも、ユーザーがWebサイトにアクセスしている間、外部に接続しようとする不審な動きがあればそれを把握し、遮断するファイアウォール機能をサポート。さらに、キーボードを通じて入力される個人のIDやパスワード、クレジットカード番号といった重要な情報をPC内で暗号化し、個人情報を盗み出そうとするウイルスから保護する「KeyCrypt機能」も搭載する。
nProtect NetizenはWebサイトを運用している企業向けに販売され、エンドユーザーは基本的に無料で同ソフトを利用できる。つまり、サイト運用者が「安全なアクセス」という付加価値の形でnProtect Netizenを提供する形だ。
国内第一号の顧客として、ベネッセコーポレーションが進研ゼミのWebサイト上でnProtect Netizenの提供を開始する。同社は他のサービスにも順次、nProtect Netizenを展開していく予定という。
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