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2004/02/16 00:02:00 更新
XOOPSの会合が3回目、オープンソースCMSに注目が集まる
PHPとMySQLを利用して手軽な構築が可能なCMS「XOOPS」。コミュニティを中心に人気が高まっている。
2月14日、「XOOPS日本公式サイト」上で参加者を募った会合「第3回 XOOPSイベント」が東京・蒲田で開かれた。会場には約70人が集まり、有志による導入事例が紹介された。
XOOPS(ズープス)は、2002年1月よりバージョンを重ね、日本語環境でも多くの情報がやり取りされるCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)。オープンソースのPHPやMySQLを用い、ユーザー登録型のサイトを手軽に構築できるソフトウェア。スクリプトが核となり構成されるため、動作環境であればWindows、UNIXなどプラットフォームを特に問わない。
今回開かれた会合では、日ごろより「XOOPS日本公式サイト」に集い、XOOPS導入によってサイト拡張に成功した5名からの事例が紹介された。
冒頭の基調講演では、XOOPSのテーマデザイン第一人者であるchatnoir氏からテーマ作成のノウハウが披露された。「標準で用意されているテーマ(外観)は、配色を変えるだけでも雰囲気が変わってくる。自分好みになるようスタイルシートを変更してみましょう」と、具体的な変更個所を示した。同氏のサイト「PetitOOps」には、数多くのテーマが登録されている。
ほかにもジオマグと呼ばれるイタリア発の玩具を紹介する「日本ジオマグファンクラブ」サイト運用者の植井寛氏は、XOOPSのモジュール特性を生かして製品紹介へと結びつける事例紹介をした。「イメージがつかみづらい物でも、XOOPS上で提供されているモジュールを利用することで手軽に表現ができる」と植井氏。
XOOPSは、主にコミュニティ構築を中心として広がりを見せているCMSのひとつ。PHP利用で比較的カスタマイズしやすいことも人気の理由であり、昨今さまざまなサイトで利用されている。
関連リンクXOOPS日本公式サイト
PetitOOps
日本ジオマグファンクラブ
龍頭企画
全国学生ネットワークUnist
ノーマライゼーションねっと
[木田佳克,ITmedia]
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