ケーススタディ
2004/02/20 09:24:00 更新
JALホテルズ、システムズユニオンの「SunSystems」を採用
会計業務パッケージベンダーのシステムズユニオンは、JALホテルズが「SunSystems」を採用したことを明らかにした
会計業務パッケージベンダーのシステムズユニオンは、JALホテルズが「SunSystems」を採用したことを明らかにした。
JALホテルズは、「ニッコー・ホテルズ・インターナショナル」と「ホテルJALシティ」を展開しており、2つのホテルブランドで国内37、海外17ホテルを運営している。これまでは月次の決算を行うのに19営業日かかり、全54ホテルから紙ベースで提出されるデータを集約し連結するのに2カ月半かかっていたという。
同社は株式上場に備え、決算の短期化、監査に対応できるデータの正確性確保、決算結果の戦略的活用を目的としたシステム再構築を行った。
パッケージ選択にあたっては、「SunSystems Financials」の柔軟性や、分析ツール「SunSystems Vision」、エンドユーザー自らがデータ加工できる操作性、さらにトータルコストを抑えた導入ができる点などを評価した。
インターネットを利用したデータ収集により、コストも予算内に抑えることができたという。検討開始から約1年をかけて行ったシステム構築は、効果測定を終え、月次決算7営業日、連結決算1カ月以内という目標に近づきつつあるという。また、テンプレートの利用によって報告書作成もスピーディに行えるようになった。
JALホテルズの財務部次長、小嶋利英氏は、「経営管理に使えるシステムとして、さまざまな切り口から財務データの分析も可能になる。各ホテルの利益獲得状況などを把握し、経営戦略支援システムとして運用したい」と話している。
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