ケーススタディ
2004/03/03 10:30:00 更新


日本テレコム、Oracle Collaboration Suiteで全社ファイル共有システムを構築

日本テレコムは、社内情報共有の促進と社員の生産性の向上を目指し、全社からアクセスできるディスク空間を提供するファイル共有システムを導入したと発表した

 日本テレコムは3月2日、社内情報共有の促進と社員の生産性の向上を目指し、全社からアクセスできるディスク空間を提供するファイル共有システムを導入したと発表した。4月から全面的に運用を開始する。

 同システムには「Oracle Collaboration Suite」が採用された。また、ハードウェアは、日本ヒューレット・パッカードのUNIXサーバである「HP 9000」が2台稼動し、同社のハイアベイラビリティクラスタ技術を提供する「MC/Serviceguard」で、耐障害構成を構築しているという。

 日本テレコムは、社員の働く環境を整備し、情報共有を強化するため、これまでに社内LANのブロードバンド化、無線LAN、Web会議サービスを活用した遠隔地間での打ち合わせの実施、資料の電子化など、さまざまなな施策を行っているという。

 今回のファイル共有システムの運用もその一環となる。各部門で個別に管理されていたファイル共有サーバは、セキュリティを確保した状態で一元管理される。

 ファイル共有システム導入の主なメリットは、自宅や外出先からでもオフィスにいるのと同様に、共有ファイルや個人ファイルにセキュリティを確保しながらアクセスできること。いわゆる「どこでもオフィス」といったネットワーク環境を利用した今後の勤務形態の多様化にも対応できるとしている。

 また、日本テレコムでは、主要オフィスには無線LANを利用した事業所内の無線接続システムを整備しており、オフィスにいなくてもファイル共有システムにアクセスできることで、業務効率が高まるという。

 さらに、サーバは集中管理されるため、各部署でのサーバ管理が不要となり、セキュリティも向上するとしている。Oracle Collaboration Suiteの全社ファイル共有システムとしては国内最大規模となる。

関連リンク
▼日本テレコム
▼日本オラクル

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