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2004/03/23 17:18 更新

Netsky.Pに危険度「中」の警告
ウイルス対策ベンダー各社は、米国日付3月21日に発見されたNetskyの亜種、Netsky.Pを危険度「中」とした。
ウイルス対策ベンダー各社は、米国日付3月21日に発見されたNetskyの亜種、Netsky.Pを危険度「中」とした。先行するウイルスとほぼ同じ機能を備えているが、MS01-020を利用した感染も試みる。
Netsky.Pは電子メールを媒介に繁殖する。差出人は詐称されており、「件名」「本文」は不定。EXE/PIF/SCR/ZIPの拡張子を持つ添付ファイルをクリックすることで感染する。自身のSMTPエンジンにより、感染マシンからメールアドレスを抽出し、大量メールを配信する機能を持つ。
2001年にマイクロソフトから公開された「適切な MIME ヘッダーが原因でInternet Explorerが電子メールの添付ファイルを実行する」(MS01-020)の脆弱性を利用して感染を広げようとする。そのため、この修正パッチを適用していないシステム上でNetsky.Pを受信した場合、プレビューするだけで自動的に添付ファイルを実行されてしまうという。
影響を受けるのは、Windows95/98/Me、Windows NT/2000/XP/Windows Server 2003。
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