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2004/03/25 19:45 更新


BMCソフトウェア、DBパフォーマンス監視・管理の統合ツールをリリース

BMCソフトウェアは3月25日、データベース(DB)のパフォーマンス監視および管理ツールを統合した「SmartDBA」シリーズを発表した。

 BMCソフトウェアは3月25日、データベース(DB)のパフォーマンス監視および管理ツールを統合した「SmartDBA」シリーズを発表した。日本国内の第一弾として、Oracleデータベースに対応したパッケージソリューションを同日出荷。国外では、Microsoft SQL Server、DB2に対応したソフトもリリースしているが、国内では様子を見てからのリリースとなる。

 SmartDBAシリーズは、各ツールの操作基盤となる「SmartDBA Cockpit」、DBの稼働状況をリアルタイムで監視し障害を検知する「DBXray for Oracle」、DB高速再編成ツール「Space Expret for Oracle」、バックアップ/リカバリツール「SQL-BackTrack」の4つのツールで構成。このうち、SmartDBA Cockpit、DBXrayの2製品が今回新たに発表されたツールとなる。

 「PATROLはモニタ&アラートだったが、SmartDBAはダイアグノース(診断)&フィックス」と、ソフトウェアコンサルタント ソリューション技術部 技術本部の仁田貴之氏。「PATROLはインフラ監視という製品だったが、もうちょっとやりたいという要望を応えた。PATROLではできなかった管理を実現した」。

 今回発表された新ツールのSmartDBA Cockpitは、Webベースの管理インターフェースを提供しDBの種類やバージョンに依存しないGUI操作を可能にするコンポーネント。DBXray for Oracleは、SmartDBA Cockpitと連携して、ほかのツールへの橋渡しを行うサブコンポーネント。DBの稼働状況を監視し、障害を検知することもできるが、PATROLと異なるのはDBXrayがリアルタイムの監視状況を確認できるのに対し、PATROLは蓄積したデータにより詳細なDB分析が行える点という。

 また同社は、価格的に購入しやすいソリューションパッケージとして、SmartDBA Cockpit、DBXrayと監視・障害検知の「PATROL for Oracle」をまとめた「SmartDBA Performance Monitoring for Oracle」および、これにDB高速再編成ツール、Space Expret for Oracleを追加した「SmartDBA Space Management for Oracle」の2つをリリースしてもいる。価格はSmartDBA Performance Monitoringが34万5000円から、SmartDBA Performance Monitoringが82万1000円から。

 対応するOracleのバージョンは、7.3.4/8.0.6/8.1.6/8.1.7/9.0.1/9.2。まだ具体的な投入予定はないとしながらも、今後Microsoft SQL Server、DB2に対応したバージョンも様子を見てリリースする。

[堀 哲也,ITmedia]

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