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2004/04/06 08:48 更新


MS、RFID推進へ「RFID Council」創設

RFID CouncilにはRFIDハードのメーカーやサービス提供企業などのパートナー各社が参加。RFIDに求められる条件や、小売業者とメーカーによる商品の出荷状況把握を容易にする方法などについて検討する。

 米Microsoftは4月5日、自社のプラットフォームを基盤としたRFID(無線ICタグ)技術の推進に向け、「Microsoft RFID Council」の創設を発表した。

 Microsoftによると、RFID CouncilにはRFIDハードのメーカーやサービス提供企業などのパートナー各社が参加。RFIDに求められる条件や、小売業者とメーカーによる商品の出荷状況把握を容易にする方法などについて検討する。

 「現在幅広いパートナーが、Microsoftプラットフォームを基盤としてRFIDソリューションの開発に当たっている。Microsoft RFID Councilの創設は、顧客やパートナーと緊密に協力し、Microsoft技術を使ったRFIDソリューションを開発してもらう上で最大限の価値と機会を提供する取り組みの一環だ」。MicrosoftのRFID戦略担当プログラムマネジャー、ジェイブド・シカンダー氏はこう述べている。

 第1回のRFID Council会合は4月に開催予定で、Accenture、GlobeRanger、HighJump Software、Intermec Technologiesなどの各社が参加を表明。Microsoftはパートナー企業と手を組んで、低コスト、導入しやすさ、堅牢でスケーラブルな技術基盤といったRFIDにおける業界のニーズに対応していく計画。

 こうしたパートナー企業はMicrosoftのWindows CE、SQL Server、BizTalk Serverを基盤としたRFIDデータ収集、管理、統合の取り組みを進めているほか、Webサービスに対応したRFID技術開発に向け、Visual Studioや.NETのWeb Services Enhancements(WSE)に取り組んでいるとMicrosoftは説明している。

 Microsoftは併せて、RFID技術の標準化を目指す業界団体EPCglobal(Electronic Product Code)への加入も発表した。

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